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  北上三郎夢みらく


  世尊北上三郎のため歌をつくり給いて語り給えり

年ふればよはひは老いぬ志かはあれど
             坐相唯色物思ひもなし


  坐相唯色物思ひもなし 之れ只管打坐なり
  大和の国の人
(コスモポリタン)には只管打坐天壌無窮なりと
  しからばと北上三郎詠める


豊四季の大和の国の只管打坐天壌無窮言揚げなしに
                    
沙門祖道

           昭和五十年 きさらぎ二十日




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  *北上三郎=出家前のペンネーム。「北上」は生家の近く
   を流れる北上川から、「三郎」は玄沙の在家の名前が謝
   三郎であったことからとられたようで、真意は「大和の
   国の人」即ち“日本人(日本の魂を理解した人)”という
   意味でしょう。


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